佐賀大学教養教育運営機構

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第3主題分野  現代社会の構造

 現代社会はかつてなく複雑化しています。東西冷戦体制は遠い過去になったはずですが、終結したのち今もなお世界では紛争がやみません。また、経済はいっそう世界的な一体性を強め、特定の一国の経済状況が他国にますます深刻な影響を及ぼすようになってきています。国際的にも、国内的にも複雑化しつつある政治と経済の問題があり、それに真剣に取り組まなければ、今後の人類の生存にとってきわめて深刻な事態が招きかねません。第3分野「現代社会の構造」は、そのような内外の政治・社会・経済の諸問題を考える上での基礎知識を学ぶ場となります。  以上のような諸問題がどのような現実にあり、どのような原因や経過で生起するにいたったか、またそこから抜け出るためにはどのような解決策があるのかを、具体的に考える契機となるのが本分野です。

 本分野は、以下の4つの副主題により構成されています。

副主題「現代の国際社会と環境」

 副主題「現代の国際社会と環境」では、[現代の国際社会]、[現代の環境問題]という二つのコア授業を柱にして、国家、民族、宗教、環境など幅広い領域を学ぶことにより、国際社会に生じている多くの問題をどのようにして解決してゆくべきかを探求します。

副主題「現代の政治」

 副主題「現代の政治」では、[行政と政治]、[現代の法と社会]の二つのコア授業をもとに、これらの領域の問題にどのように関わってゆくべきかについて、人権や住民参加という視点を軸にして探求します。

副主題「現代の経済」

 副主題「現代の経済」では、[現代の経済]、[現代の日本経済]、[現代の経営]という三つのコア授業を設けて、国際化し多極化した世界経済のなかで、国民経済や企業のあり方を学ぶべく経済の理論と現状分析の方法の基礎を学びます。

副主題「現代の日本社会」

 副主題「現代の日本社会」では、[現代の社会]、[現代の産業社会]という二つのコア授業を設けて、今日重要になっている、自治体再編、高齢化、雇用問題、家族問題などをとりあげ、その改善策を学んでいきます。

 【佐賀大学学士力との対応】
 上記の分野科目の履修を通して、以下のような学士力を身につけていただきたいと考えています。すなわち、本分野の開講科目履修を通して、主として、現代社会と生活における、健全な社会や健康な生活に関する種々の知識を修得し、生活の質の向上に役立てることができる(佐賀大学学士力1(1))人になっていただきたいということです。
 そのために、副主題科目「現代の国際社会と環境」においては、特に、国際社会、環境問題を扱うことを通して、個人と社会の持続的発展を支える力の習得を目的とし、多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力として、文化や伝統などの違いを踏まえて、平和な社会の実現のために他者の立場で物事を考えることができ、自然環境や社会的弱者に配慮することができる感性を培ってもらうための科目が開講されています(佐賀大学学士力3(1))。副主題「現代の政治」では、特に、現代社会における諸問題を多面的に考察し、その解決に役立つ情報を収集し分析できる能力を身につけてもらうための科目が開講されています(佐賀大学学士力2(1))。副主題「現代の経済」では、専門分野において、基本概念や原理を理解して説明でき、一般的に用いられている重要な技法に習熟することができる(佐賀大学学士力1(4))ようになるための科目が開講されています。副主題「現代の日本社会」では、現代社会における諸問題を多面的に考察し、その解決に役立つ情報を収集し分析できる(佐賀大学学士力2(1))能力を習得するための科目が開講されています。社会生活における情報の氾濫、メディアの多様化に伴い、情報を収集し、その適正を判断でき、適切に活用・管理できる(佐賀大学学士力1(3)②)能力の涵養が必要な時代ですので、これに対応する「個別授業」も開講されています。
 第三分野で「現代社会の構造」を多面的に把握し学ぶことを通して、高い倫理観を身につけ、社会生活で守るべき規範を遵守し、自己の能力を社会の健全な発展に寄与しうる姿勢(佐賀大学学士力3(3))をもって社会で活躍できる人に成長してください。

<理工学部の技術者教育(JABEE)プログラムでは、第3分野の主題科目に対して以下の学習・教育目標を設定しています。>

(知能情報システム学科日本技術者教育認定機構認定プログラム)
大目標(A) 情報システムが社会の様々な分野に及ぼす影響を総合的に理解する能力を育成し、情報技術者としての責任を自覚させる。(大目標のみ)

(機能物質化学科機能材料化学コース)
大目標(B) 情報処理、プレゼンテーション、コミュニケーション能力を養い、自主的に仕事を計画、実行、統括できるデザイン能力を身につける。
小目標(B-1) 人文・社会科学を幅広く学習し、社会における化学の役割を多面的に認識し考える能力を身につける。

(機械システム工学科)
(※この学科の学習・教育目標は、1分野から3分野の主題科目にのみ対応しています。)
大目標1.人間社会と自然環境の調和を目指し、グローバルな視点から多面的に物事を考察することができる。
小目標1-1 人文・社会または芸術的な見方を体験する。

(電気電子工学科技術者教育プログラム)
大目標(A) 地球的視点から、ものごとを多面的にとらえ、自分自身や自国の価値観、利益のみでなく、他者や他国の立場にたって物事を考える能力と共に、社会における技術者としての使命、および責任を認識できる能力を養う。
小目標(A1) 世界的視野に立った環境問題やエネルギー問題について考え、文化、伝統、宗教などの違いを踏まえ、多面的に物事を考える能力を身につける。