佐賀大学教養教育運営機構

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第4主題分野  人間環境と健康

 この分野の授業の目的は、身近な日常生活をふりかえりながら、自分という人間を見つめたり、他者というさまざまな人間を理解することができるような、生活上必要な自立心や応用力を養うことです。具体的には、人間の身体と心のしくみや変化の過程、幼児から成人に至るまでの教育、あるいは、日常生活に影響を及ぼす環境上の諸問題などについて考えます。
 この分野は、医学部の教員の授業が他の分野にくらべて多いことや、授業内容も自然科学系、社会科学系、人文科学系にわたっており、全体として、いわゆる「文理融合型」の教養教育をめざしていることが特徴です。
 受講学生は、興味や関心だけの受身の姿勢ではなく、授業内容を身近な生活上の問題として主体的に考える積極性をもって参加してください。

 「人間環境と健康」は4つの副主題で構成されます。

副主題「生活と健康」

 副主題「生活と健康」では、「生活の科学」、「食品の科学」、「食生活と健康」などの授業を通して、人間の基本的生活である衣食住について、最近の知見や情報などを紹介しながら解説するとともに、衣食住のあり方が健康に及ばす影響の問題について考察します。

副主題「心とからだ」

 副主題「心とからだ」では、「心の科学」、「心の発達」、「心身の病」などの授業を通して、人間の心の機能や身体の構造、それらの発達過程、また、胃潰瘍などの心身症、神経症、うつ病、統合失調症などについて解説するとともに、生まれてきた子供たちのことなどをとりあげて、現代人のストレスや心身の健康の問題について考察します。

副主題「発達と健康」

 副主題「発達と健康」では、「発達と社会」、「教育のしくみ」、「教育の実際」などの授業を通して、個人の心の発達に及ぼす社会のあり方や、人間を教育するということの本質とその具体的しくみ、あるいは、そのような教育が実際にどのように行われているかを紹介しながら、心や身体の発達を援助する教育の問題や課題について考察します。

副主題「子どもの発達と支援」

 副主題「子どもの発達と支援」では、「子どもの病気」、「子どもの支援」などの授業を通して、子どもの発達と支援について考えます。特に近年話題となっている発達障害や心身症、不登校などについての理解を深め、医学や心理学、教育学、福祉学など各領域からの支援のあり方や社会のあるべき姿を考察します。
 なお、この領域で一定の単位を取得した学生に対しては、「子どもの発達と支援」プログラムに関する修了証等が授与されます。取得のしかたは別に定め、公表します。

 このように、第4分野の授業では、4つの副主題を通して、「豊かな人間性を滴養する」という教養教育の目的にそって、担当教員による専門分野での自分自身の体験を含めた講義・解説が行われています。これらの授業科目は、佐賀大学学士力の1の「現代社会と生活:健全な社会や健康な生活に関する種々の知識を修得し、生活の質の向上に役立てることができる」に相当します。さらに、学士力3「個人と社会の持続的発展を支える力」の「多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力」、「持続的な学習力と社会への参画力」、「高い倫理観と社会的責任感」にも対応する授業となっています。

○第4分野「人間環境と健康」〈履修上の注意点〉

  1. この分野の授業内容には、学生にとって興味や関心をひかれるものが多いために、授業によっては、受講生が集中して教室の収容人員を越えてしまい、学生の履修希望を受け入れられないこともあります。
  2. 同じ理由から、授業科目によっては、150人を超えた場合には、履修制限することがあります。
  3. 鍋島キャンパス(医学部)で開講される授業もあるので、履修の際には、偏りがないように受講してください。


<理工学部の技術者教育(JABEE)プログラムでは、第4分野の主題科目に対して以下の学習・教育目標を設定しています。>

(知能情報システム学科日本技術者教育認定機構認定プログラム)
大目標(A) 情報システムが社会の様々な分野に及ぼす影響を総合的に理解する能力を育成し、情報技術者としての責任を自覚させる。(大目標のみ)

(機能物質化学科機能材料化学コース)
大目標(B) 情報処理、プレゼンテーション、コミュニケーション能力を養い、自主的に仕事を計画、実行、統括できるデザイン能力を身につける。
小目標(B-1) 人文・社会科学を幅広く学習し、社会における化学の役割を多面的に認識し考える能力を身につける。

(機械システム工学科)
(※この学科の学習・教育目標は、1分野から3分野の主題科目にのみ対応しています。)
大目標1.人間社会と自然環境の調和を目指し、グローバルな視点から多面的に物事を考察することができる。
小目標1-1 人文・社会または芸術的な見方を体験する。

(電気電子工学科技術者教育プログラム)
大目標(A) 地球的視点から、ものごとを多面的にとらえ、自分自身や自国の価値観、利益のみでなく、他者や他国の立場にたって物事を考える能力と共に、社会における技術者としての使命、および責任を認識できる能力を養う。
小目標(A1) 世界的視野に立った環境問題やエネルギー問題について考え、文化、伝統、宗教などの違いを踏まえ、多面的に物事を考える能力を身につける。